漢検3級の送り仮名|付け方のルールと間違えやすい例外を徹底整理
漢検3級で36問級の頻出分野「送り仮名」を攻略。活用語尾から送る原則、形容詞・形容動詞の付け方、複数の送り方を許容する語、通則の例外までルール別に整理し、確実に得点する方法を解説します。
漢検3級の「送り仮名」は、漢字に添える仮名をルール通りに書き分ける設問で、丸暗記ではなく「活用語尾から送る」という原則をつかめば初見の語でも正しく判断できる分野です。1問ずつ暗記するのではなく、語の種類ごとにルールを整理すれば、間違えやすい例外だけを重点的に覚えれば済みます。
この記事では、活用語尾から送る大原則、形容詞「しい」型と形容動詞「かだ」型の違い、「著しい」「危うい」「快い」など間違えやすい形容詞、動詞から転じた名詞の扱い、「行う/行なう」のように複数の送り方が許される語、送り仮名で意味が変わる語のリスク、本則・例外・許容の3層構造、そして過去問頻出の誤答パターンと自己チェック手順までを、具体例つきで順に解説します。本アプリは4択(選択式)で知識を練習する模試形式の学習補助ツールですが、実際の3級試験は漢字を手で書く記述式が中心である点は先に押さえてください。
活用のある語は活用語尾から送るという大原則
送り仮名の最も基本となる原則は、動詞・形容詞・形容動詞のように活用のある語は、活用語尾を送り仮名として書くということです。活用語尾とは、語形が変化するときに形が変わる部分を指し、そこから前を漢字、変化する部分以降を仮名で書きます。この一点を押さえるだけで、送り仮名問題の大半は方針が立ちます。
具体例で確認します。「動く」は「動か(ない)・動き(ます)・動く・動け(ば)」と語尾が変化するため、変化する「く」から送って「動く」と書きます。「考える」なら「考え(ない)・考える・考えれ(ば)」と「える」が変化するので「考える」。「流れる」は「流れ」までが漢字で読めそうに見えても、活用するのは「れる」の部分なので「流れる」と送ります。迷ったら、その語を「〜ない」「〜ば」の形にして、どこが変化するかを声に出すのが確実です。
この原則は名詞や副詞にも影響します。たとえば副詞の「必ず」「少し」「全く」は、活用しないため語幹の切れ目が語尾判断の基準になり、慣用として「ず」「し」「く」を送ります。まずは活用語で「語尾が変わる部分=送る部分」という感覚を体に入れ、そのうえで活用しない語の慣用を上乗せしていくのが、遠回りに見えて最短の覚え方です。