漢字検定4級の訓読み頻出漢字を総まとめ|つまずきやすい読みと熟字訓を一気に攻略
漢字検定4級で最も出題数が多い訓読みを、間違えやすい漢字を中心に総整理。音読みや熟字訓・特別な読みも含め、複数の読み分けのコツと頻出語を例文つきで確認できます。
漢字検定4級で得点の柱になりやすいのが、漢字の「読み」、なかでも訓読みの問題です。この記事では、中学校在学程度とされる4級でつまずきやすい訓読みを、送り仮名で読みが変わるもの、音読みと取り違えやすいもの、今日・明日・時雨のような特別な読み(熟字訓)まで、間違えやすい観点ごとに例をあげて整理します。
漢字検定(日本漢字能力検定・通称「漢検」)は公益財団法人 日本漢字能力検定協会が主催する検定で、4級は満点200点・試験時間60分、合格の目安はおよそ70%(140点前後)とされています。読みは知識で確実に積み上げられる分野なので、訓読みの型を押さえておくと合格ラインがぐっと近づきます。
4級の訓読みはどう問われる?出題形式と配点の考え方
結論から言うと、4級の読み問題は文章中の漢字の読みをひらがなで書かせる記述式が中心で、訓読みと音読みの両方が問われます。マークシートではなく自分の手で書くため、うろ覚えの読みは減点につながりやすいのが4級読み問題の特徴です。
漢検4級は満点200点・試験時間60分で、合格の目安は総合方式でおよそ70%(140点前後)です。分野ごとの細かな配点は回によって変わり得るため公式の受検案内で確認する必要がありますが、読みは配点の一角を占め、しかも暗記で確実に伸ばせる得点源です。書き取りのように字形を覚える負担が少なく、スキマ時間の反復と相性がよい分野といえます。
なお、本アプリのように4択で読みを練習できる学習ツールは知識の定着に役立ちますが、実際の4級は漢字を手で書いて答える記述式が中心です。演習で読みの引き出しを増やしつつ、書き取りは紙での練習を併用すると、本番の形式にも無理なく対応できるようになります。
送り仮名で読みが変わる訓読みの見分け方
送り仮名が変われば読みも意味も変わる——これが訓読みを見分ける最大の手がかりです。同じ漢字でも、後ろにつくひらがな(送り仮名)が違えば、まったく別の和語として読みます。読み問題では、まず文の意味から正しい送り仮名の語を見きわめることが出発点になります。
たとえば「細」は、「細い」なら「ほそい」、「細かい」なら「こまかい」と読み分けます。「苦」も「苦しい」は「くるしい」、「苦い」は「にがい」です。「省」に至っては「省く(はぶく)」と「省みる(かえりみる)」で読みが大きく変わります。漢字一字だけでなく、送り仮名まで含めた語のかたまりで覚えるのがコツです。
| 漢字 | 送り仮名の違いで変わる訓読み |
|---|---|
| 細 | 細い(ほそい)/細かい(こまかい) |
| 苦 | 苦しい(くるしい)/苦い(にがい) |
| 省 | 省く(はぶく)/省みる(かえりみる) |
| 著 | 著しい(いちじるしい)/著す(あらわす) |
| 速 | 速い(はやい)/速やか(すみやか) |
| 危 | 危ない(あぶない)/危うい(あやうい) |
「速い」と「速やか」、「危ない」と「危うい」のように、送り仮名が一文字違うだけで読みが切り替わる語は特に要注意です。ふだんから「著しい=いちじるしい」「速やか=すみやか」と送り仮名ごと声に出して覚えると、本番での取り違えが減ります。読みと送り仮名をセットで身につける習慣が、確実な得点につながります。
音読みとの取り違え・特別な読み(熟字訓)の攻略
訓読みとは、その漢字が表す意味を日本語(和語)の読みで表したもので、単独でも意味が通じるのが見分けの目安です。一方、音読みは中国由来の読みで熟語の中で使われることが多く、この二つを混同すると読み問題で失点します。まずは「単独の和語か、熟語の一部か」を判断材料にすると整理しやすくなります。
たとえば「額」は訓読みで「ひたい」、音読みで「ガク(金額)」。「境」は「さかい」と「キョウ・ケイ(国境)」、「装う」は「よそおう」で音読みは「ソウ(装置)」です。文の中で単独の和語として使われていれば訓読み、熟語の一部なら音読みと見当をつけると、読みの候補をしぼり込めます。
さらに厄介なのが、常用漢字表の付表に載る「特別な読み(熟字訓・当て字)」です。これは漢字一字ずつの読みを足しても導けず、語全体でまとめて読みを覚えるしかありません。今日(きょう)・明日(あす)・時雨(しぐれ)などが代表例で、中学校までに触れる場面が多い読みです。
| 表記 | 特別な読み |
|---|---|
| 今日 | きょう |
| 明日 | あす |
| 昨日 | きのう |
| 時雨 | しぐれ |
| 五月雨 | さみだれ |
| 梅雨 | つゆ |
| 七夕 | たなばた |
| 名残 | なごり |
| 行方 | ゆくえ |
| 景色 | けしき |
これらは理屈で読めない分、目にした語ごとに音とセットで暗記するのが最短です。「五月雨(さみだれ)」「名残(なごり)」のように日常でも耳にする言葉から押さえると定着しやすく、特別な読みは知っているかどうかがそのまま得点差になります。出題範囲は最新の公式情報を確認しつつ、付表の代表例を一通り眺めておくと安心です。
複数の読みを持つ漢字の文脈による読み分け
同じ漢字が複数の訓読みを持つとき、正解を決めるのは文脈です。前後の言葉と送り仮名を手がかりに、その場面でふさわしい和語を選び取ります。読みの候補を思い浮かべたうえで、文の意味に最も合うものを当てはめる感覚が求められます。
たとえば「幸」は「幸せ(しあわせ)」「幸い(さいわい)」「幸(さち)」と読み分けます。「和」も「和む(なごむ)」「和やか(なごやか)」「和らぐ(やわらぐ)」と、送り仮名によって読みが移ります。同じ字でも、文が求めている品詞や意味に合わせて読みを切り替えるのがポイントです。
4級は中学校在学程度とされ、常用漢字を中心に出題されます。小学校で習った漢字にも中学校で新しい訓読みや音読みが加わるため、「知っている漢字なのに読めない」という現象が起きがちです。既習の漢字ほど油断せず、新しく増えた読みを重点的に確認しておくと、複数の読みを持つ漢字にも強くなれます。
学習の進め方としては、読み・四字熟語・対義語や類義語などの知識分野はスキマ時間の反復に向き、書き取りは紙に書く練習でかためるのが効率的とされます。訓読みは意味・送り仮名・読みの三点をひとまとまりで覚え、文脈で選ぶ練習を重ねることが、4級突破への着実な一歩になります。
免責事項
本記事は漢字検定4級の学習を補助する一般的な情報であり、特定の回の出題内容や合格を保証するものではありません。掲載した読みの例や学習法は一般的な国語資料に基づく目安であって、最新の出題範囲・配点・合格基準は必ず公式テキストや公式の受検案内でご確認ください。
試験日程・検定料・合格基準などの制度面は、主催団体である公益財団法人 日本漢字能力検定協会の公式情報が正式なものです。本記事に記した数値はあくまで目安であり、検定料は級や受検方法(個人/団体/CBT)によって異なるほか、日程・基準も回によって変わる場合があります。
また、実際の4級は漢字を手で書いて答える記述式が中心で、本アプリの4択演習は読みをはじめとする知識分野の試験対策を補う学習ツールです。書き取りは別途、紙での練習を併用してください。学習の効果には個人差があり、成果や合格を保証するものではありません。
///書いた人
漢字検定4級対策問題道場編集チーム
株式会社狼煙(Noroshi Inc.)が運営するNorolu Beaconの編集チーム。 漢検4級の合格を目指す方を後押しできるよう、 常用漢字表など公的資料を照合しながら、 ひとつひとつの記事を手作業で作成しています。
公開日:
///公式情報源
漢字検定の出題範囲・最新の要項は必ず公益財団法人日本漢字能力検定協会の公式情報でご確認ください。
///免責事項
本サービスは学習補助を目的としたものです。問題・解説は常用漢字表など一般的資料に基づき作成していますが、完全性・正確性を保証するものではありません。読みや表記は常用漢字表の範囲を基準としています。
本サービスは日本漢字能力検定協会とは関係のない非公式の学習サービスです。出題範囲・受験料・合格基準などの最新情報は必ず主催者公式でご確認ください。
本アプリは4択知識分野の練習に特化しています。実際の試験には書き取り等も含まれるため、書写は別途学習してください。
//この分野の問題で腕試し
[5]クイズで腕試し
漢字の読みの問題を集中練習。 10問・5分で実力をチェックできます。