社会:学年ごとに、つまずきやすいポイントはどこか
社会は小学3年生から始まる教科で、身近な地域から、都道府県、日本全体、歴史や政治へと学ぶ範囲が広がっていきます。学年帯ごとに、つまずきやすいとされるポイントと、ご家庭での声かけのヒントを整理してご紹介します。
社会は、小学校では3年生から始まる教科です(1・2年生では、身近な社会や自然と関わりながら学ぶ「生活科」が置かれています)。3年生の「身近な地域」から始まり、学年が上がるにつれて、市区町村、都道府県、日本全体、そして歴史や政治へと、学ぶ範囲が少しずつ広がっていきます。
ここでは、文部科学省の小学校学習指導要領(平成29年告示)に示されている内容をもとに、学年帯ごとに「つまずきやすい」とされるポイントを整理してご紹介します。お子さまの得意・不得意やペースはさまざまで、この通りに進むとは限りません。
中学年(小3・小4)で出会う内容と、つまずきやすいところ
小3では、たとえば「身近な地域や市区町村の様子」「地域に見られる生産や販売の仕事」「地域の安全を守る働き」「市の様子の移り変わり」といった内容を扱います。自分の暮らす地域を題材に、地図や写真を見ながら調べていく単元が中心です。
小4では、「都道府県の様子」「人々の健康や生活環境を支える事業(飲料水、電気、ガス、ごみや下水の処理など)」「自然災害から人々を守る活動」「県内の伝統や文化、先人の働き」「県内の特色ある地域の様子」などを扱います。
この時期は、「地図や資料の読み取り」が最初のつまずきどころになりやすいと言われます。地図記号や方位、縮尺といった約束事に慣れるまでは、資料に書かれた情報を整理して読み取ることに時間がかかることがあります。
また、小4では都道府県名・位置や、水道・ごみ処理などの仕組みを扱う中で、用語や名称がまとまって登場します。名称を丸ごと覚えようとするよりも、「どこの何の話か」を地図や身近な体験と結びつけながら確かめていくことが、手がかりになりやすいと考えられます。
高学年(小5・小6)で出会う内容と、つまずきやすいところ
小5では、「我が国の国土の様子と国民生活」「食料生産(農業や水産業)」「工業生産」「産業と情報との関わり」「国土の自然環境と国民生活との関連」などを扱います。日本全体を見わたす視点が求められ、統計資料やグラフを読み取る場面が増えていきます。
小6では、「我が国の政治の働き」「我が国の歴史上の主な事象」「グローバル化する世界と日本の役割」などを扱います。歴史では、人物・出来事・時代の名称が続けて登場し、政治では、国会・内閣・裁判所などの仕組みを整理する必要があります。
この時期につまずきやすい点として、「出来事を1つずつ覚える」ことにとどまってしまうと、全体のつながりが見えにくくなる、という点が挙げられます。歴史では、「なぜその出来事が起きたのか」「その後どう変わったのか」という前後関係を意識すると、整理しやすくなる場合があります。
政治の単元では、国会・内閣・裁判所といった言葉が並ぶため、それぞれの役割を混同しやすいと言われます。「誰が何を決めて、誰がそれを実行するのか」のように、日常の身近な場面にたとえて整理してみるのも、手がかりの一つです。
学年をまたいで気になりやすいポイント
社会は、地理・歴史・政治・経済といった分野が、学年ごとに少しずつ深まりながら登場する教科です。たとえば、小3・小4で学ぶ「身近な地域」「都道府県」の地図の読み取りは、小5で日本全体の国土を学ぶ際の土台になります。
そのため、高学年の内容でつまずいたときは、地図の見方や、資料・グラフの読み取りといった土台の部分まで振り返ってみることが、手がかりになる場合があります。
また、社会科の用語(「産業」「生産」「消費」など)は、日常の言葉と近いようで、学校では少し整理された意味で使われることがあります。言葉の意味を確かめながら読み進めることが、資料の読み取りにもつながります。
おうちでの声かけのヒント
「どうしてここにあるんだろう?」「昔はどんなふうだったのかな?」といった問いかけは、目の前の地域や身の回りのものを、社会科の学びと結びつけるきっかけになりやすい方法です。正解を聞くよりも、お子さまが気づいたことに耳を傾けてみるのも一つの関わり方です。
お出かけの際に地図を一緒に見る、ニュースで出てきた地名を地図帳で探してみる、身近な施設(役所、消防署、スーパーなど)の役割を話題にしてみる、といった日常の場面が、教科書で出会う内容につながる体験になりやすいと考えられます。
つまずきの現れ方や、理解のペースはお子さまによってさまざまです。学校の授業や教科書と合わせて、お子さまの様子に合わせたペースで見守っていただくことをおすすめします。
アプリでの取り組み方
Norolu 小学ドリルの社会は、ご家族向けの月額プランの範囲に含まれています。無料の範囲(算数・国語)とあわせて、内容や料金、お申込みの方法は、トップページの「プレミアムを かいほうする」からご確認いただけます。ご登録には保護者の方の同意と操作が必要です。
3択クイズという形式のため、資料を読み取って自分の言葉でまとめる練習そのものにはなりませんが、学校で学んだ用語や出来事を、短い時間で見直す機会として、他の学習と組み合わせてご活用いただけます。トップページの「ジャンルで えらぶ」から「社会」を選ぶと、社会の問題に取り組めます。
各問題には短い解説がついており、まちがえた問題は「復習」であとから解きなおすことができます。学年フィルタで今の学年に絞ったり、少し前の学年に戻って振り返ったりと、日をおいてくり返し触れる使い方に向いています。
出典・参考
文部科学省「小学校学習指導要領(平成29年告示)解説 社会編」(https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/new-cs/1387014.htm)。単元名・学年ごとの内容は、この解説と学習指導要領(https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/new-cs/1384661.htm)に沿っています。
学校や教科書によって、単元の順序や扱い方が異なる場合があります。最新の情報は、文部科学省のページやお子さまの学校の案内でもご確認ください。
書いた人
Norolu 小学ドリル運営チーム
株式会社狼煙(Noroshi Inc.)が運営するNorolu Beaconの編集チーム。 お子さまに安心してお使いいただけるよう、保護者の方に向けて 記事をまとめています。
公開日:
免責事項
本記事は一般的な情報提供を目的としたものであり、内容には十分な注意を 払って制作していますが、正確性・最新性を保証するものではありません。 ご家庭の状況や学校の指導方針に合わせてご活用ください。
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